くるりと後方にカールした耳が特徴。耳のカールの出現は50%程度とされており、巻いていない個体も存在します。生まれたときはどの子猫もまっすぐな耳をしていて、およそ1週間程度で後方に巻きはじめます。さらに3~4カ月程度でしっかりと後方外向きに巻かれます。巻き具合には個体差があります。短毛種と、尾に豊富な飾り毛の生えた長毛種がいて、多様な毛色があります。
好奇心が非常に強く、活発で明るい性格です。人のことが大好きなので、飼い主さんの注意を引こうと膝の上で丸まったり、夜は一緒に寝たり、常に家の中を付いてまわったりします。成長しても子猫のように甘えてくる性格から、「猫のピーターパン」という愛称で呼ばれることもあります。一緒に過ごす時間を確保できて、しっかり相手をしてあげられる人に向いているでしょう。
その特徴的な耳の形から、耳道が狭く炎症が起こりやすい傾向があるので、耳の中が汚れていないか定期的にチェックしてあげましょう。また、反っている耳の軟骨を痛めないよう、無理に向きを変えたりしないよう注意が必要です。その他、猫に一般的な尿石症、慢性腎蔵病、歯周病、甲状腺機能亢進症、糖尿病に注意してください。
アメリカンカールの正しい血統書がついていても、耳が巻かないタイプの個体も50%であります。遺伝子の多様性をはかり健全な品種とするために、これらはどうしても必要な存在です。もし、あなたの家族になったアメリカンカールがストレートイヤーだとしても、それも個性と受け止めてしっかり愛情を注いであげてください。
体重:2.6~6kg