ゴージャスで滑らかな長毛と大きく真ん丸な顔が特徴の気品あふれる猫で、「猫の王様」とも呼ばれています。歴史は非常に古く、紀元前1684年にはその祖先と思われる猫の記録が残されているほどです。そして短くつぶれた愛らしい鼻立ちから、「鼻ペチャ猫」としても知られます。この特徴はエキゾチックショートヘアやヒマラヤンなどにも見られますが、これらの猫種はいずれもペルシャと交配して誕生したため、その遺伝子が受け継がれていると考えられています。キャットショーでも存在感があり、その優雅さと堂々とした佇まいは、多くの愛猫家を魅了し続けています。日本で「チンチラ」と呼ばれている猫は、ペルシャという品種の中のカラーバリエーションの1つです。
ペおっとりとした穏やかな性格で、落ち着いた暮らしを好む猫種です。上品で静か、必要以上に人にべったりすることはなく、適度な距離感を保ちながら家族と過ごします。長時間の抱っこや過度なスキンシップは苦手です。猫のほうから寄ってきたときにだけ構うなど、そのペースに合わせることが大切です。高い声で鳴いたり活発に走り回ったりすることは少なく、「いるのかいないのかわからない」ほど静かな時間を過ごすこともあります。
独立心が強く、留守番も苦になりませんが、家族のことはきちんと認識しており、そばで見守るように寄り添います。短い足のため高い場所にはあまり登らず、日向ぼっこやお気に入りの場所でのんびり過ごすのが好きです。遊びは嫌いではありませんが、自分から積極的に要求することは少なく、声よりも目でコミュニケーションをとる傾向があります。
多発性のう胞腎の好発品種でもあります。腎臓にのう胞(液体のたまった袋)が多発して、正常な腎臓組織を圧迫し、腎機能が低下する病気で遺伝性疾患とされています。「肥大型心筋症」の好発品種です。心臓の筋肉が厚くなり、全身に血液を送ることができなくなります。血流が滞ることで血栓症になることもあります。どちらも定期的な検査で早期発見を心掛けましょう。その他、猫に一般的な尿石症、歯周病、甲状腺機能亢進症、糖尿病に注意してください。鼻が低いので、涙がうまく流れずあふれてしまう子がいます。定期的にブラッシングをしたり、涙をこまめにふき取ってあげるなどして、日常のケアをコミュニケーションの時間にできるといいですね。
長毛種の中でも特に被毛が厚いダブルコートです。毛玉や抜け毛による毛球症、皮膚炎を防ぐため、できれば毎日ブラッシングを行いましょう。特に首回り・胸・おなかは毛玉ができやすいので丁寧にケアが必要です。日々のお手入れが健康と美しい毛並みを保つ鍵となります。運動量は少なく太りやすいため、食事管理が健康維持の重要なポイントとなります。肥満は糖尿病や関節疾患などのリスクを高めるため、適切な体重管理を心がけましょう。
体重:3.5~7kg