野生の猫科動物であるサーバルキャットとイエネコによって作られた猫種です。サーバルキャットは気性が激しく保護条例や飼育規制があります。サバンナの第1世代のF1から第4世代のF4までは、サーバルキャットの遺伝子が占める割合が計算上50%を超える個体が現れるため、イエネコではなく特定動物として届け出を行い、飼育規制を守る必要があります。第5世代のF5以降は、イエネコとほとんど変わらない大きさと顔つきをしていて、家庭でも飼いやすい子が多いといわれています。
サバンナキャットを安易にお迎えすることはできません。ペットショップで見かけることはまずもってなく海、海外のブリーダーから直接取引する場合は、様々な手続きが必要となるため、時間とお金がかかります。また、野生の血を色濃く残すサバンナキャットは、体力があり大変賢い猫といわれています。特に若い頃の運動量は一般的なイエネコの倍ですので、飼育前に十分な準備が必要です。足場のしっかりついたキャットタワーを用意したり、走り回ってもよい十分なスペースを確保したりする必要があります。これらのことを考えると購入時だけではなく、飼育環境を整えるのにもお金が非常にかかります。飼育環境を十分に整えなければ飼育は難しいといえるでしょう。よく検討して、それでも「サバンナキャットをお迎えしたい!」と強い思いがあるのなら、しっかりと飼育環境を整えてからお迎えするようにしましょう。
イエネコと大きなサーバルキャットの組み合わせであり、同科異種交配でもあります。健康には未知の部分も多いため、定期的な健康診断を行うようにしましょう。猫に一般的な慢性腎臓病、尿石症、歯周病、甲状腺機能亢進症、糖尿病に注意してください。また「ピルビン酸キナーゼ欠乏症」という遺伝性疾患の好発猫種です。赤血球が壊れることにより貧血がおきます。慢性貧血の場合は生活上気が付かない場合もありますが、元気が無かったり粘膜が白っぽいときには病院を受診してください。
サバンナキャットの爪はチカラは、一般的なイエネコの非ではありません。子どもに大きなケガを負わせるリスクも考えられますので、そのことも決して忘れないようにしてください。
体重:6〜12kg