意外と難しい「キャットウォーク」
キャットウォークはハイウェイ(高速道路)のように計画するとよい等と言われます。入口と出口を設け、違う場所に行く分岐点をつくってその先にも出入口をつくる、といった具合に。
ここで忘れてはならないのが、猫に配慮して人の心地良さが失われたら本末転倒、ということです。キャットウォークは室内空間にかなりなインパクトを与えるため、希望していた雰囲気や、すっきりしたテイストを壊してしまうかもしれません。
意匠性だけでなく、猫の生態上の配慮も必要です。天上近くから食卓やソファーに体の毛や口から吐き出す毛玉が落ちてこないようにルートを考えなければなりませんし、定期的なメンテナンスのしやすさも考慮する必要があります。
設計の知恵の絞りどころといえます。